何を準備したらいいの?
面接対策か。
結構シンプルなんだよね
というか、これをやらないで面接に望む方がやばいよ。
教えてください!
私は、就活生や転職の面接をITや出版、広告業界で面接官として担当していました。
少なくとも数百人と会っています。
そこで、
人材紹介会社側ではなく
所属している会社のメンバーとしてでもなく
客観的に「選ばれる」「就職活動での、企業の面接対策」を伝えてみようと思います。
普段は、事業会社で経営企画をしています。
転職について書くことが多いのですが、就活の面談もかなりこなしています。
知り合いから何度も聞かれるので、GD後の企業「面接対策」について、まとめてみました。
厳しいし、辛口で書きました。ですが現実です。
以下、実際のシチュエーションを下敷きに書いてみます。
ちなみにリモート面談は、以下に加えて「ネットワーク環境が良いこと」「マイク・カメラがしっかり映ること」「背景がシンプルであること」が大切です。
一応想定は、30分の面接とします。
大体目安は、自分:15分程度 企業:15分程。自己分析はしっかりしている前提です。
(最終面接の場合、プラス15分〜はあります。会社の説明と最終確認があることが多いので)
就活の面接対策 ①自己紹介
ここは3分程度でまとめましょう。
❀大学名、学部志望理由、経験したこと(会社に関係することを無理やり探す)
❀総論。自分はどういう学生だったか
ここの総論で、今までの人生からわかった、自分の強み弱みを含ませましょう。
弱みは、かならずフォローできる中身にするのがポイント。
自分で考えて動くことが好きなので、NPOの立ち上げました。
しかしルーティンワークが苦手なのがわかったので、代用できるツールを
導入いたしました。
就活の面接対策 ②志望動機
ここは3分程度。
ここから要注意。
自分の言葉で話すこと!!
例文やマニュアル文章は、数十人を相手に面接をしている企業側にはバレバレです。
「落とそう」と思われるポイントの一つです。
❀自分の未来像
ここで重要なのは、「実体験にもとづいた理由」です。
自分で考えた自分の意見なのだ、と評価される面接合格のポイントの一つです。
経営に将来携わりたいので、スタートアップにインターンとして入り、
顧客を130%伸ばす企画の立ち上げメンバーとして活動しました!
就活の面接対策 ③なぜ、面接する会社を選んだのか!!最重要!!
ここは5分程度。面接の最重要かつ注意ポイントです。ココが知りたいのです。
面接官もバカではありません。過去、自分も就活をしているのです。
相手が数十社受けていることを知っているセンパイです。
ここでは、ひと工夫しましょう。
❀企業名、社長、社員、サービス名を検索し、読み込む
❀少なくとも、「受けよう!」と思った理由があるはず。装飾して説明する
好きな業界であったり、職種であったり、有名企業だったり。
理由は様々でしょうが、少なくとも下2つまで調べている人は多くはいません。
特に2つ目の「サービス名」や「社員のメディア掲載」に関して、興味を持てれば「この会社がいい!」と思った強い根拠になります。
やりましょう。
●●社を調べていくうちに、社員の●●さんの記事を読みました。
会社の方針だけではなく、積極的に対外活動が行える風潮が、他社には
ない魅力として感じました。
老婆心ながら、ここで興味を覚えないなら、入社はちょっとためらった方がいいかも知れません。
興味もわかない企業への入社は、のちのち苦労する可能性があります。
就活の面接対策 ④企業側からの質問
ここは4分程度。
大前提として、学生なので経験は求めていません。
ここで重要なのが、いかに「自己分析」と「企業研究」をしてきたか、です。
けっこうイジワルな質問もされます。
しかし、自己分析をして「芯」を持って就活をしている学生さんは、しっかり回答します。
大体「就職しないと」とふんわり思っている学生さんは、うろたえます。
「やってもらいたいこと」を
言う面接者が多いこと。
自分の思い通りになりますよね?そんな難しいことじゃないですよね?という雰囲気の人が多いです。
企業は自分のモノではありません。
せっかく入社してくれる社員を、できるだけ大切にしたいと思う会社は多いです。
ただし「会社のできる範囲」で、です。
自分の思いより、会社の
意志が優先される、ということ
就職をして社会人になること、それはお金をもらう立場になる、ということ。
企業に、お金もしくは価値を提供しないといけないのです。
特に働き方が多様化している現代、「正社員」として期待される能力は高いのです。
ふんわり仕事をされて、お給料分の価値を提供されなかったら、企業にしてみたらあなたは「負債」です。
就活の面接対策 ⑤やっちゃいけないこと
最後に、面接でやってはいけないことを羅列します。
→残業程度を知りたかったら、夜遅くに企業ビルに行きましょう。電気がついていたら、残業中です
❀遅刻
→面接日前に、経路確認くらいしましょう。当日は少なくとも30分前にビル前に到着すること
❀マナーは守る
→TPOはしっかり読みましょう。業界に合わせること。今のうちに覚えないと、社会に出て恥ずかしいよ。
❀質問者や正面の面接官の目をみない
→普通に対話する態度ではありません。しかも面接中です。いくら恥ずかしくとも顔をあげましょう
❀ぼそぼそ話す
→面接中です。会話で人となりを知ろうとしています。はっきり話す努力をしましょう。これから働くので、会話必須です。
❀だらだら長く話す
→何が言いたいのか理解しようとする必要性は、面接側にはありません。他にいい人がいることが多いので。
❀自己満足のトークをしない
→質問に対して、回答になっていないことが多いです。回答したつもりの自己満足は、回答ではありません
就活の面接対策 まとめ
就職活動の面接は、多分人生の中でも最上級に競争率が高い戦いです。
ただし、就職できるのは1社のみ。
面接をしている企業側からお伝えすると
学生に経験は求めていません。
❀自発的に動けるか
❀素直に教えを受けられるか
❀自社を気に入ってくれているか
これらを重要視しています。
面接の場では、企業側のスタンスに立って考えてみることをおすすめします。
また転職をした私が言うのもなんですが、面接する企業の雰囲気や態度が悪ければ、断る選択肢もありです。
面接者への態度が悪ければ、入社後の社員の扱いも押して図るべしです。
あなたも会社を「選ぶ」立場なのです。
長くなりましたが、私が就活のとき、知っていれば良かったと思うことを書いてみました。
1社目の企業経験は、今後の人生の指針となります。
真剣に選んで、いい会社に入ってくださいね!
このコラムが、少しでも役にたてば、嬉しいです。
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